SJS/2016/ex11 のロジスティック回帰を,次の2段階で改良しよう
特徴次元数を一般化しよう
前回は特徴ベクトルの次元数 \( D \) が 2 の場合のみを考えた.今回は \( D \geq 1 \) の任意の次元数の特徴ベクトルを扱えるようにしよう.
まず,特徴ベクトルを列ベクトル(\( D\times 1 \) 行列)として
と表す.このとき,シグモイド関数を用いて,入力 \( \bm{x} \) に対する出力 \( z \) を
とする.パラメータは,スカラ \( w_0 \) と \( D \) 次元ベクトル \( \bm{w} \) なので計 \( (D+1) \)個ある.
このとき,\( h \) を前回同様に定義すると,\( \frac{\partial h}{\partial w_d} \) ( \( d = 0, 1, \dots , D \) ) は前回と全く同じように計算できる.式を簡潔に書くために
という \( D \) 次元ベクトルを定義すると,
と書ける.hoge がどうなるか考えよう.
実験
上記の結果を活かして,SJS/2016/ex11の課題Bのプログラムの改良版を作ろう.