2020年度授業自己点検報告書†
グラフィックス基礎及び実習†
データ†
より詳しいデータが https://www-tlab.math.ryukoku.ac.jp/wiki/?Graphics/result/2020 にあります.
成績評価法: 「Quiz」42点 + 「課題」42点 + 「学修成果を測る取り組み」 16点
- 「Quiz」 各回の授業時間中に実施の小テスト
- 「課題」 授業時間内外に課したプログラミングの課題
- 「学修成果を測る取り組み」 定期試験の代わりにリモートで実施
年度 | 登録者数 | 履修辞退者数 | 試験受験者数 | 合格者数 | 合格/受験 | 合格/登録(*1) |
2020 | 67 | 0 | 60 | 50 | 83% | 75% |
2019 | 60 | 1 | 53 | 36 | 68% | 61% |
2018 | 44 | 0 | 42 | 33 | 79% | 75% |
(*1) (分母) = (登録者数) - (履修辞退者数)
総合成績(2020年度(*2)) | 総合成績(2019年度) | 総合成績(2018年度) |
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(*2) 2020年度は履修登録者全員の点数分布,それ以外は定期試験受験者の点数分布
小テスト | 課題 |
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試験 | 小テストと課題の相関 |
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コメント†
すべての授業をリモート・オンラインで行いました.
- 従来の授業は,次のような形式でした
- 講義: 紙の資料を配布し,情報実習室でPCの画面に資料を写しながら講義を行う,10分ほどの時間を使って moodle 上で小テストを実施する
- 実習: 情報実習室の Linux 環境を利用して Java プログラミングの実習を行う,実習課題を出して口頭試問
- 今回は,主に次のような形式をとりました
- 講義: PDFで資料を配布し,Teamsを用いてリアルタイムに概要や連絡事項を説明したのち,オンデマンド動画を視聴してもらう,講義と実習の時間中に,moodleを利用して10分ほどの小テストを1,2回実施
- 実習: 受講生に自分のPC(Win/Mac)にJavaプログラミング環境を構築してもらい,それを利用して Java プログラミングの実習を行う,実習課題の提出はmoodle経由で後日採点
- 次のような観察結果から,「課題が与えられたときに,ある程度の分量のプログラムを自分で書けるようになったか」という観点では,残念ながら十分な学修成果を得られたかどうか疑わしい結果となりました.
- Quiz に比べて課題の点数が低い結果となりました.
- 「学修成果を測る取り組み」で出題した試験形式のプログラミング問題(約30分で一つのプログラムを作る)は,ほとんど点をとれない人が続出しました.
従来の90分の定期試験で紙に書くことを求めていた問題の1/3の分量で難易度をより低く設定したつもりでしたが...
- 授業の方法や課題の難易度,成績評価の妥当性等々,いろいろ反省して今後改善が必要だと考えていますが,熱心に授業に参加したり課題に取り組んでくれたひとたちもいました.
- いきなりの遠隔授業で受講生のみなさんも大変だったと思います.おつかれさまでした.